全国共済お役立ちコラム

脳卒中の治療にはどんな方法があるのでしょうか?選択のポイントは?

2019-11-4

脳卒中は日本において三大疾病のひとつとなっていて、死因の第3位でもあります。
今回はもしかかってしまった場合の治療の方法について代表的な2つの治療法をご案内していきます。

脳卒中の対策では早期発見と早期治療が何よりも大切なポイント!

脳卒中にかかってしまった場合、早期発見と早期治療が何よりも大切になってきます。そのためには、前兆的な何らかの症状があった場合は先延ばしにせずに病院を受診することを心がけておきましょう。

もし発症してしまった場合は早期治療がカギ!なるべく早く治療しましょう

万が一、脳卒中を発症した場合には、一刻も早く病院に行き、治療を受けることが、その後の回復度合に大いに影響を及ぼします

脳卒中の治療は日々進歩しており、発症からあまり時間が経過していなければ、後遺症を残すことなく回復するケースも増えています。いつもと違うと感じる症状があり、脳卒中が少しでも疑われる場合はすぐに病院に行きましょう。

脳梗塞をケースにあげて治療のパターンを把握しておこう 

少しでも軽度で抑えるためには、早期の治療が肝心になります。

早期の治療が大切な理由とは?脳細胞は再生できない!

脳卒中の中でいくつか種類がありますが、最も発症数が多いといわれているのが脳梗塞です。脳梗塞とは、脳の血管がつまることで血が正常に行き渡らなくなってしまい脳の神経細胞が死んでしまう病気です。脳梗塞になると、時間が経過するとともに脳の組織が死んでいってしまいます。

また、脳の細胞は、完全に死んでしまうと再生することができません。

ですから、なにより早期に治療をすることが大切になってくるのです。それが出来れば後遺症の軽減や抑制が可能になります。

代表的な治療方法はt-PA静注療法と脳血管内治療の2つがある!

少し専門的にはなりますが、具体的な治療法についても見ていきましょう。脳卒中の治療法には、主にt-PA静注療法と脳血管内治療というものがあります

t-PA静注療法とは、詰まってしまった血の塊である血栓を溶かす効果が期待できる薬を点滴によって投与することです。そうすることで血栓でつまった血管を再開通させることが目的です。t-PA静注療法は、日本では2005年に保険適用となっています。この点は嬉しいですよね。比較的大きくなっていない血栓を溶かすのに適した治療法と考えられており、発症から4時間半以内の治療できるかがポイントとなっています。

もう1つは脳血管内治療というものです。足の付け根から血栓でつまった血管までカテーテルを挿入し、そのカテーテルで血栓を回収するという治療法です。脳血管内治療は、t-PA静注療法より効果のある許容時間が長く、発症から24時間以内までに行うことが可能になっています

それぞれの治療法の特徴について学んでいきましょう!

t-PA静注療法は、発症からできるだけ早い時間での治療がポイントです。発症から4時間半を超えると脳が死んでしまう範囲が大きくなってしまうからです。t-PA静注療法は高い効果が認められており、早期に受けることができれば改善につながります。

また、比較的小さな血栓に向いた治療法となっていることも特徴といえるでしょう。大きな血栓の場合、t-PA静注療法のみで完全に血栓を溶かすことは難しい場合が多いからです。

一方でリスクもあります。これまでかかったことのある病気や、患者の状態、血液の値などによっては、t-PA静注療法によって合併症を引き起こし重症化する可能性があるのです。リスクも鑑みた上で選択しましょう。

もう1つの脳血管内治療の特徴としては、まず太い血管にある大きな血栓に向いた治療法であるということでしょう。 脳血管内治療は、太い血管にできた大きな血栓に対して行われることが多い治療法です。t-PA静注療法では血栓を取り除くことができない場合、カテーテルが届く場所に血栓があれば、脳血管内治療を行うことが可能です

2つのうちのどちらを治療方法として選択すれば良いのでしょうか?

治療方法の選択のポイントはまず血管の太さを考慮するということです

t-PA静注療法と脳血管内治療のうち、どちらの治療法を選択するかは、病気の状態によって異なってきます。どちらか一方の治療のみを行うこともあれば、両方行うこともあります。その判断の基準として、発症からの時間や血管の太さ、年齢などがあります。

例えば、太い血管には大きい血栓ができるケースが多く、t-PA静注療法では完全に溶かすことが難しいためカテーテルでの治療を行うことが多いです。また、発症から4時間半を経過してしまうと、t-PA静注療法を行うことはできないという判断をする場合もあります。

治療法についても事前知識をつけもしもの時に焦らないようにしましょう!

いかがでしたでしょうか。今回は治療法について少し専門的にはなりましたが詳細にご案内してきました。初めて聞く言葉も多かったと思いますが、おおよそでも把握しておくともしもの時に焦らなくてすむでしょう!