家族みんなで考える「脳卒中」のための保険

三大疾病の1つである脳卒中は、名前の通り脳の異常に関わる病気。療養中は寝たきりになることも多く精神的ダメージも大きいため、発症した本人のためにも、家族にとっても保険選びはとても大切です。家族ぐるみで向き合う必要がありますよ。
また、脳卒中は日本人の病死原因第三位というデータもありかなり身近な病気であることも分かります。
人数でいうと1年で10万人のうち400人発症しているそう。自分だけは大丈夫と思わず、脳卒中に対する保険について考えてみましょう
脳卒中の発見方法
脳卒中は、比較的症状が見えやすい病気とも言えます。例えば、「朝起きたらろれつが回らず話しにくい」ことや、「片方だけ手足が思うように動かない」ことが挙げられます。朝起きたばかりだからかな?と解釈せず、このような症状が続くようであれば早めに診察してもらうことをおすすめします。
他には、くも膜下出血では「今まで経験したことがないくらい激しい頭痛を起こし気絶した」と言う例があり、激しい頭痛を伴うことが特徴となっています。
脳卒中はとにかく早期の療養が必要な病気。見つかったらすぐに治療することが不可欠です。上記以外でも、普段の生活の中で手足が動かない等なにか違和感を覚えたらすぐに先生に診てもらうことが重要ですよ。いざ自分自身が脳卒中と診断された時、少しでも不安材料を少なくするために備えたいのが保険です。
脳卒中のための保険の選び
ご存じの通り、脳卒中は三大疾病の1つなので、三大疾病に対する保険としてまとめて紹介されていることが多いです。
脳卒中は特に50代を超えると発症率が一気に上がるといわれており、加えて高血圧の方は特に注意が必要です。更に飲酒・喫煙も原因の1つ。誰しもがなりうる病気なので、私は大丈夫と思っている方はその概念を捨てることが重要ですよ。
三大疾病保険は、病気と診断されたらすぐに支払われるわけではなく一定の支払い条件があることが多いです。脳卒中の種類によっても支払われないことがあるので加入の際、支払い条件をしっかり確認しましょうね。
脳卒中の場合、所定の状態が続いた場合保険金が支払われるケースが多いです。多くの三大疾病で所定の場合というのは、保険会社が定める所定の期間仕事ができなくなった状態のことを指します。 脳卒中を発病すると、平均入院日数は90日ほどと言われているので保険金がおりるとある程度安心して治療に専念することができますよね。
三大疾病のための保険って月々いくらくらい?
例えば40代男性で三大疾病保障プランに入ると、平均で月々5,000円~7,000円ほどかかります。保障内容や会社によって異なるので、いくつかの会社を比較し必要なものだけ見極めることが大切ですよ。
ちなみに、全国共済の三大疾病特約プランは1,100円から始められるプランもあります。とても手頃な料金ですが、入院や手術、診断一時金など一通りの保障は付いています。こちらは主制度のプランに加入が必須で、特約のみでの契約はできないので注意してくださいね。
脳卒中にならないためにできること
脳卒中は、大きく「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」に分けることができますが、現在では「脳梗塞」にかかる割合が全体の7~8割と言われています。脳卒中を予防するためには日ごろの生活習慣を見直す必要がありますよ。
反対に、毎日少しずつ気を付けていれば、脳卒中に対する危険因子をコントロールすることができます。ここで生活習慣改善のために今からできることをいくつか挙げていきます。
- タバコを辞める いつ辞めても、脳卒中にかかるリスクは軽減されます。長年吸っているから今更止めても…と言う考えは捨てましょう。
- アルコールは控えめに 特に高血圧の方がアルコールを摂取すればするほど、脳出血の割合が急激に増えます。他の病気もアルコールの摂り過ぎによって引き起こされることがあるので、アルコールは控えめにしましょう。
- 高血圧のサインを見逃さない 普段から高血圧が気になっている人は、そのサインを見逃さず血圧を標準にすることを意識しましょう。
特に難しいことはなく、日ごろの生活で十分改善できることです。特に50歳を過ぎたら少し意識して生活してみることが大切です。
脳卒中について、再度考えてみましょう。
脳卒中がとても身近な病気だということが分かったと思います。また、日ごろの生活習慣 を見直すことで発症のリスクも抑えることができます。
ぜひ1度、脳卒中について改めて考えてみてはいかがでしょうか。