全国共済お役立ちコラム

高齢者の方はライフスタイルに即して保険の見直しをしましょう!

2019-10-3

皆さんは現在加入している保険に関して見直しをしたことがありますか?

保険商品は時代に合わせて変わっていきます。また、自分自身のライフスタイルも変化していくでしょうから、保険を見直すことはとても大事です。自分のニーズに合っていないとお金を無駄にしてしまっている場合もありますので、状況に応じて確認及び見直しをしておきましょう。

今回は保険を見直す際のポイントと、特に高齢者の方々の見直しのタイミングについてご案内していきます。

保健見直しのポイントはどんなところ?

まずは保険の種類に注目! 保険を見直す際に、まず気をつけたい保険の種類です。

保険の種類には、大きく定期保険、終身保険があります。現在加入している保険が上記のどちらに属しているのか、保険の特徴は現在のニーズに合っているのかチェックしましょう

また、保障金額、解約返戻金、満期金についてもあらためて確認しておきましょう。その時の状況によって必要になるお金は、ライフサイクルによって変化するからです。

保障が多過ぎるのであればもっと保険料の安いものを検討するのが良いですし、不足しているのであれば、もっと備えのある保険や特約の追加なども検討してみても良いかもしれません。

保障期間と保険料が適正かチェックすることもポイントです!

保証期間と保険料についても確認と見直しをしましょう。終身保険は保障が生涯続きますが、定期保険は一定の年数で保険期間が終了します。

定期保険は、若い頃は保険料が安いですが、年齢とともに保険料が上がっていきます。保険料の上昇分も考慮に入れ、保険が必要な全期間の保険料総支払額を計算してみると良いでしょう。 また、保険料についても再検討しましょう。

保険は、基本的に保障を手厚くするほど保険料が高くなります。いくら保障内容が良くても、支払っている保険料が家計を圧迫したり、貯蓄の妨げになったりすることは好ましくありません。貯蓄もしながら無理なく支払える範囲、必要な保障にフォーカスした保険に加入することが大切です

保険の対象者についてもいま一度しっかりと把握しておきましょう!

加入している保険の各対象者が誰になっているかというのもチェックしておきましょう。

保険金は所得税、贈与税、相続税の課税対象となり、被保険者、保険契約者、保険金受取人よって、課せられる税金の種類や税額が異なってきます。ケースによっては保険金はかなり大きな金額なりますから、適切な納税ができるよう、その時の状況に合わせて被保険者・保険契約者・保険金受取人を見直しておくことも大切です

見直すタイミングはどんな時?いくつかのパターンを見てみましょう

それでは、特に高齢者の方々が実際に見直すタイミングをいくつかケースを示しながらご案内していきます。

配偶者が亡くなったときは一度見直しを考えてみても良いかもしれません

配偶者が亡くなることは、保険を見直すタイミングかもしれません。

例えば、夫側が亡くなって保険金を受け取った場合は、受け取った保険金から葬儀代などの必要経費を差し引いた後、貯蓄額に合わせて新しく保険を契約するのも一つの方法です

また、妻の年齢や生活水準にもよりますが、銀行に預貯金として預けておくだけでは妻が死亡した際に子どもが相続税を支払うことになります。そうならないためにも、保険内容や保障内容を確認しましょう。

すでに自分自身の保障が用意できている場合、子どもや孫に相続対策として生前贈与ことを考えても良いでしょう。贈与税の基礎控除として年間110万円までの非課税枠が設けられているからです。

子どもが独立したときも前向きに見直しを検討しましょう!

子どもが就職し経済的にひとり立ちすると、気持ち的にも経済的にものゆとりが出てきます。それに伴い保険の必要保障額も少なくなる場合が多いです。

今後は自分たちの老後の生活設計にシフトすると良いでしょう

定年退職を迎えたらあらためて保険の見直しを行いましょう!

定年退職を迎えると生活環境が大きく変わるため、保険の見直しは有意義です。

保険の内容にもよりますが、一般的に子どもが成人するまでを一つの区切りとした60歳や65歳に満期を迎える保険内容している人もケースが多いです。 定年退職後後は給与収入がなくなり、今後は年金をベースに、退職金やこれまでの貯蓄を運用しながら生活していくことになります。それぞれのバランスを見ながら見直しを図っていきましょう。

高齢者になったら今一度保険の見直しをして安心した老後生活にしましょう

今回は保険の見直しのポイントと高齢者の方の見直すタイミングについてご案内してきました。保険は一度加入するとなかなか見直すきっかけがありませんが、特に高齢者の方は今回紹介したタイミングを参考にぜひ一度前向きに見直しをしてみてはいかがでしょうか。