全国共済お役立ちコラム

20代の保険料ってどのくらい払えばいいの?

2021-1-5

20代の保険料ってどのくらい払えばいいの?
自分や家族が事故や病気になって入院した時や、働けなくなった時に1番困るのが経済的な負担ですよね。
入院や治療にかかる費用や生活費などをどのようにまかなうのでしょうか。
健康で働き盛りの20代でもこのような突然のリスクに備えるために、保険に加入しておくと良いでしょう。
今回のコラムでは実際に保険に加入すると、保険料はどのくらいかかるのかをご紹介します。
20代のうちから保険に入ることを検討している方も、現段階では何歳から入るか迷っている方も、一緒に見ていきましょう。

保険料ってどのくらいかかるの?

20代の半数以上が保険に加入しています。保険に加入した場合、保険料は実際にどのくらい払えば良いのか気になりますよね。いくつかの項目別に保険料の平均支払額を見ていきましょう。

◎20代の保険料の平均支払額
年間 男性→150,000円、女性114,000円
月額 男性→12,500円、女性9,500円

20代の保険料は平均で毎月11,000円ということになります。

◎年齢別 保険料の平均支払額

18~19歳→7,000円、20~29歳→1万1000円、30~39歳→1万6000円、40~49歳→1万6000円、50~59歳→2万円、60歳以上→1万6000円

20代は毎月1万円程度払っており、家族構成や収入の変化などによって30代40代から保険料が上がっています。50代が保険料のピークとなり、60代以上は減少傾向にあるようです。

◎世帯収入別 保険料の平均支払額
年間
200万円未満→約21万円、200~300万円未満→約30万円、300~400万円未満→約28万円、400~500万円未満→約37万円、500~600万円未満→約35万円、600~700万円未満→約38万円、700~1000万円未満→約43万円、1000万円以上→約61万円

月額
200万円未満→約1万8000円、200~300万円未満→約2万5000円、300~400万円未満→約2万3000円、400~500万円未満→約3万1000円、500~600万円未満→約2万9000円、600~700万円未満→約3万2000円、700~1000万円未満→約3万6000円、1000万円以上→約5万1000円

年収600万円以上は右肩上がりで保険料の額も大きくなっていますが、年収600万円未満の場合は年収に比例して保険料の金額が変化するわけではないようです。保険料は多くても手取りの10%以下、手取り年収の5~7%がちょうどよい保険料の目安です。

◎独身・既婚、子どもの有無 保険料の平均支払額
年間 独身→約18万円、既婚→約20万円
月額 独身→約1万5000円、既婚→約1万7000円

年間 子どもあり→約20万円、子どもなし→約22万8000円
月額 子どもあり→約1万7000円、子どもなし→約1万9000円

独身よりは既婚者の方が保険料の金額が大きく、子どもの有無で見ると子どもがいない方が保険料の金額が大きくなっています。先ほど見た世帯年収ほど明確に大きな差があるというわけではないようです。

自分に合った保険を選択する

先ほどちょうどよい保険料の目安は手取り年収の約5~7%と記載しました。しかし、手厚い保障を求めるのであれば、保険料もそれなりに高くなります。一般的に保険料が高くなればなるほど保障が手厚くなるため、保障内容によっては手取り年収の5~7%で収まらないケースも出てくるかもしれません。保険への加入を検討する際に、自分が支払える保険料と求める保障内容のバランスを考える必要があります。そこで、どのような保険に加入するのが自分に合っているか、どのような保障が必要かを考える際に、家族構成やライフステージを意識するのが大事なポイントです

◎独身の場合
自分が働けなくなった場合の事を考えて、医療保険や就業不能保険の加入をお勧めします。自分の収入で親を養っている場合や、自分が万が一亡くなった際の葬式費用などで親に負担をかけたくない場合は、死亡保険への加入も検討した方が良いでしょう。

◎既婚者の場合
既婚者も自分が働けなくなった時のことを考えて医療保険や就業不能保険の加入をお勧めします。また、自分が死亡した場合の配偶者への保障についても考える必要があるため、死亡保険への加入を検討し、保障金額は配偶者の収入に応じて設定しましょう。

◎子どもがいる場合
基本的な医療保険や職業不能保険、死亡保険に加えて、子どもが自立するまでの保障も必要になるため、保障金額を上げる必要があります。また、子どものために学資保険への加入を検討すると良いでしょう。

◎住宅を購入した場合
住宅を購入した場合は、死亡保険を見直すことをお勧めします。住宅ローンを組む際に、一般的に団体信用生命保険(団信)に加入します。団信は住宅ローンの返済中に契約者が死亡・重大な障害を負った場合などにローンの残額を肩代わりしてもらえる保険です。あとに残された家族が経済的に困らないように保障されています。団信で死亡保障もつけられるため、死亡保険のコストを団信で相殺することもできます。家計への負担を少しでも減らしたい場合は死亡保険の見直しをすると良いでしょう。

◎老後を意識した場合
老後の様々な不安を軽減するために、個人年金保険や介護保険への加入を検討すると良いでしょう。また、年齢とともにリスクが高まる疾病に備えて、がん保険などへの加入も検討した方がよさそうです。

まとめ

20代のうちから保険に加入しておくと、先々の不安が少しでも減らせるのではないでしょうか。月額1,000円前後から加入できるものもあるため、家計の負担にならない保険を選ぶと良いでしょう。