全国共済お役立ちコラム

40代独身はどんな保険選びをすれば良いのか?考えてみましょう!

2019-12-2

40代になると、これまで気にしていなくても、少しずつ自分の体調や健康について意識し始めたりしますよね。
また、両親の介護等の課題にも直面する可能性も出てきます。
今回は40代で特に独身の人がどのように保険について考えるべきなのかをご案内していきます。

40代独身の保険の加入傾向から見てとれる特徴はなんでしょうか?

まず、40代独身の人の保険の加入傾向を見てみましょう。女性の場合、平均月払保険料は約1万2千円で、男性の場合は約1万5千円となっています

また、主な保険カテゴリ別では特に終身保険、医療保険、女性保険、個人年金保険が全年代平均と比較しても高くなっています。

40代独身の人が生活する上で不安に思うこととして、自分が病気や事故にあうこと、親の介護が必要となることが多く挙げられます。さらに、年代から老後の生活が経済的に苦しくなることを不安に思う人も増えてきます。このようなことからも終身保険、医療保険、女性保険、そして個人年金保険の月払保険料が高くなっていることがうかがえます。

優先的に考えたい医療保険と関連の保険について考えてみましょう!

40代独身の人の保険加入の傾向が把握できたところで、特に検討したい保険として、医療保険と終身保険についてご案内していきます

40代独身の人は、まず医療保険と就業不能保険ならびに所得補償保険は一度検討しておくと良いでしょう。

医療保険は、入院や手術をした際にその治療費をカバーするための保険で、就業不能保険と所得補償保険は病気やケガで働けなくなったときの収入減を補うための保険になります。

なぜ、40代独身の人が医療保険と収入保障保険を優先的に考えたほうが良いの?

その理由について説明していきましょう。例えば、事故にあって、入院や手術をした場合、その治療費の負担が発生します。さらに、受けた治療の内容や入院時の状況によっては、自己負担費用が大きくなってしまう場合もあります

主なケースとして、差額ベッド代と言われる個室で入院した際にかかる追加の部屋代、入院中の食費などです。それに加えて入院や手術をしたときには、仕事を休むことも考えられ、その場合、収入減も課題となります。

40代独身の人で治療費の自己負担と収入ダウンに重なってしまうと、それまでの生活を維持するのは非常に大変になります。そのときの備えとして、心強いのが医療保険と就業不能保険・所得補償保険です

医療保険は、一般的に入院1日につき5千円から1万円、手術1回につき10万から20万円程度支給されます。また、就業不能保険と所得補償保険は、もし働けなくなった際に1ヶ月に一度、給料のような形で給付金を受け取ることができます。

40代独身の人が抱える大きなリスクは、自分が病気やケガになったときにそれまでの生活を維持できるかどうかです。そのリスクをカバーする医療保険と就業不能保険・所得保障保険は、独身の人が優先的に考えるべき保険と言えるでしょう。

もう一つ検討したい終身保険!その理由とメリットは?

次に検討しておきたいのが終身保険です。終身保険は、被保険者に万が一のことがあった際、受取人に指定した家族がまとまったお金を受け取れる保険です。40代独身の人が終身保険を用意するメリットとして、最低限の葬祭費用の確保と老後の生活資金の準備が挙げられます

葬祭費用にはどれくらい確保しておくのが良いのでしょうか。家族がいる場合、1,000万円~2,000万円くらい用意した方が良いと言われますが、独身の人であれば、200万円~300万円を用意しておけば、両親や兄弟に負担をかけることは少なくなるでしょう。

次に、老後の生活資金について考えてみましょう。これは多くの人の悩んでいるところです。特に独身の人は、現在、少子高齢化の進行などによって公的な年金制度に頼れなくなっているため、自分の手で老後の生活資金を確保していく必要があります。

そのひとつの方法として、低解約返戻金型終身保険があります。低解約返戻金型終身保険は、一般的に保険料の払込期間後に解約した場合に、払い込んだ保険料以上の返戻金を受け取れるタイプの終身保険です。つまり貯蓄性があるのです。

そのため、低解約返戻金型終身保険は、もしものことがあったときの葬祭費用や遺族の生活費用としてはもちろん、老後の生活資金の準備としても活用することができるのです。

このように40代独身の人の終身保険ついては、葬祭費用の確保と老後の生活資金の貯蓄を兼ねて、低解約返戻金型終身保険を200~300万円を準備しておくと良いかもしれません。

年齢と状況も考慮して自分に合った保険選びをできるようにしましょう!

今回は40代独身の人の保険選びについてご案内してきました。保険は年齢や状況によって適した内容が変わってきます。むやみに周りを気にするのではなく、自分に合った保険選びが出来ると良いですね。