40代、保険平均払込額の相場はいくら?

今や40代の保険加入率は90%程にもなります。
しかし、加入されていない方はその理由として「経済的な不安」が大きいという方多いのではないでしょうか。40代はまだまだ働き盛りと言われる年代であり、更に結婚・出産されている方は子育てに追われている為、時間的にも、金銭的にも保険について考える余裕がないという方も少なくないでしょう。
保険とは、その人に見合った商品を選ぶ必要があります。今回は、保険払込額を調査しましたので、漠然と金額に不安を抱いている方は参考にしてみてくださいね。
【全体(世帯・個人)】年間保険平均払込額
保険加入者の世帯の年間平均払込額は、約21万円弱になります。そうなると単純計算で月額約1万7千円となり、思ったよりも値が張らないと感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、民間生命保険のみで見てみると少し金額は上がりますが、生命保険には他にも郵便局、JA(農協)、生協・全労済で取り扱っている生命保険(個人年金保険や生命共済を含む)等がありますので、上手く利用すればお手頃に保障を受ける事も可能なのです。
1世帯ごとの払込金額分布は以下のようになります。
1番に多かったのは「12万円未満」、次いで「12~24万円未満」となり、月間約1万円以下~2万円程度の払込をしている世帯が多いことがわかります。
重ねて、世帯ではなく「個人の年間平均払込額」を見てみましょう。個人の払込額は、年間平均約19万6千円となり、そうなると月間約1万6千円の払込ということになります。
個人でみても、世帯と同じように一番に「12万円未満」、その次に「12~24万円未満」となりました。一番安い「12万円未満」は月に換算すると1万円以下になる為、月額数千円の払込で済ませている人が多い事がわかります。
しかしこちらはあくまで全体の平均です。払込額は、自分の年齢やライフスタイルよって変わりますので、それぞれのカテゴリーに分けて見てみましょう。
【年齢別】
まずは年齢別です。男性と女性で分けてみました。
男性の年間払込額平均は、20代で約14.7万円、30代で23.5万円、そして40代で23.2万円となっています。
40代男性では、「12~24万円未満」が一番多い結果となりました。その割合は30代とあまり変わらないものの、異なる点として、40代では「12万未満」<「24~36万未満」となり、30代ではその反対となっていることがわかりました。
女性の払込額平均は、20代で約11.4万円、30代で15.1万円、そして40代で15.6万円であり、全体的に男性より低くなっていることがわかります。
40代女性では、「12万円未満」の割合が一番に多く、それはどの年代でも同じ結果となりました。
ひと昔よりも男女平等社会の考えが広まってきているとは言え、今でもなお男性の方が女性よりも収入が高いことが「一般的」となる傾向にあり、その現状が読み取れる結果となりました。
【世帯年収・収入形態別】
先ほど、性別における払込金額に差が見られた事もあり、世帯収入によっても違いが出てくると予想はつきますが、一体どの程度差がでてくるのでしょうか。
世帯年収の増加に比例して、払込額も上がっていますが、特に世帯年収700万円を超えたところで、払込額も大幅に上がる傾向にありました。
そして更に、金額に違いは世帯の働き方にも表れます。
子供が大学等に進学するまでは、「既婚・子供なし」の平均22.8万円を下回っているということです。「子供が産まれたら保険を手厚くするべき」とたまに耳にしますが、実際は家族が増える事により日常的な出費が増え、保険に回すお金の余裕が低下すると考えられます。
子供が大学等に進学すると払込金額は一番多くなり、23.1万円という結果がでました。月に換算すると約1万9千円になります。
まとめ
いかがでしょうか。40代の保険払込額と共に、全年齢の年収別・ライフステージ別での払込額を見てきましたが、年収やライフステージで金額が変化する事から、加入者は自分の状況合わせて保険を選んでいる事がわかりますね。
保険も種類が沢山ありますので、気になっているにも関わらず「高いから」と目をそらさず、調べてみて是非自分に合った保険を見つけてみてくださいね。