全国共済お役立ちコラム

火災共済のメリットとデメリットとは

7.火災共済のメリットデメリットとは

火災共済とは、共済保険の火災の保障をしている商品の事でして、火災はもちろん、地震の保障や風水雪害等の見舞共済金を手頃な掛金で充実の保障をしている商品です。求めるタイプによって変化は出てきますが、今回は、火災共済のメリットとデメリットなどを取り上げていきたいと思います。

火災共済は営利目的では無い

損害保険会社が提供する火災保険は、顧客から毎月の損害保険料を受け取り、その保険金額で有価証券などを購入したり、貸し付け金として運用して利益を上げる事が、損害保険会社の経営目的の一つであります。
そこで生み出された配当金や利息、売却益などの利益は会社の利益として取り扱いがされています。
共済掛金で運営されている、各共済の火災共済は、共済掛金に対する配当を与えるための利益追求と言った営利目的はなく、あくまでも掛金の中で保険事業が運営されています。
事故や火災保険金請求などの保障の払い出しが少なければ、共済掛金に余剰が生まれた場合は、保険料を支払った組合員に均等に還元する仕組みが整っています。これは払戻金と呼ばれているものです。
共済掛金を拠出する組合員に対する奉仕・還元が基本です。
保険会社は、利益を追求しておりますので、万が一の保障も手厚いですが、その分毎月の保険料金も高額な支払いになってきますので、家計への負担を心配する事も多いと思います。

火災共済は安い掛金で保障が内容が充実

火災共済は、前述したように、利益追求の営利目的ではありませんので、毎月の保険料の掛金が安くなっております。
火災または落雷・破裂や爆発によって生じた被害のみにある程度限定はされていますが、これらの被害にプラスして、地震や盗難、風水害、騒じょうなどの事故による建物の被害もカバーができます。また、借家人賠償責任や地震保障も必要に応じて追加する事も可能です。
幅広い補償が得られる火災保険ですが、補償範囲は提供する損害保険会社や加入商品によって異なるため、加入時には補償範囲の確認が必要となりますので、注意が必要です。
こちらの保険は、全て満期金が発生しない掛け捨てタイプの保険となります。
わずかな掛金で済む火災共済に対し、火災保険は年間保険料が大きいため、家計に負担がかかることもありますので、双方のメリットデメリットを商品内容と比較して、判断する事が必要です。
共済は非営利事業であるため、集まった掛け金の余剰金が還元される割戻金の仕組みがある点も大きな違いです。このため、共済は保険と比べると保険料が安いのです。

新型火災共済の6つの特徴

全国共済の商品で新型火災共済の特徴をあげてみます。特徴は大きく6つあります。
①手頃な掛金で、充実の保障が得られます。
火災はもちろん消防破壊・消防冠水、落雷被害、車両の衝突等、手頃な掛金で、火災以外の保障も充実しています。
②再取得価額で保障されます
住宅や家財に被害があった場合、修復したり新しいものを購入したりするのにかかる金額を契約の範囲内で支払ってくれます。住宅や家財を元通りに戻すのにかかるお金を払ってくれるということです。
③地震の保障も充実しています。
全壊・半壊にはご加入額の5%、20万円を超える一部破損については一律5万円(ご加入額100万円以上の場合)をお支払いされます。
④見舞共済金等が充実している
火災や風水害、地震などによる被害が発生した場合、当面のお金に困らないように充分な見舞共済金が支払われるので安心です。
⑤事故対応や支払いスピードが早いです
24時間365日いつでも迅速に事故対応してくれます。火災などの事故が発生した後も、共済金の支払いが早いのも特徴です。
⑥剰余金は「割戻金」としてお戻しされます。
全国共済は営利を目的としていませんので、効率経営に努め、決算後剰余金が生じたときは、「割戻金」としてお戻しがされます。そのため、年間の支払い保険料金を他の保険会社や共済会社と比較しても、安い掛金であると言えるでしょう。

火災共済のデメリット

共済のメリットは、掛金が安い点や、集まった掛金よりも共済金の支払いの方が少なく、剰余が生じた場合などに返戻金が出ることでしたが、デメリットとしましては、補償内容が保険のように個人ごとにカスタマイズできず、商品の選択肢があまり少なく、補償金額が少ないことなどが挙げられます。
また、対象となる組合員にのみ提供していたり、地域によって入れる共済が違うなどのデメリットがあります。
ただ、そこまでカスタマイズせずに、ある程度の基本補償や追加の商品を検討することで十分カバーできると考えられますし、対象のエリアの共済などがある準備されている際は、十分に検討できると思います。

火災共済は手軽な掛金で開始できるのがおすすめ

色々な保険を検討していても、やはり毎月の掛け金が気になると思いますが、できるだけ毎月の支払いを抑えながら、万が一の時のために、充実した保障を受けたいところです。火災共済なら手頃な掛け金で充実した保障が受けられますので、家計に負担をかけることもありませんので、ご検討されると良いと思います。